予算に合った設計プランを考える
家造りは、施工費の予算をある程度決めてから始める必要があります。施工の予算は、注文住宅をつくるときにはとくに重要です。注文住宅の場合、家のデザインや広さ、使用する建材などが自由に選べるというメリットがあります。ただ、このような住宅は工務店と設計プランや予算の相談を十分にしておかないと、知らない間に施工費がかさんでしまうこともあります。失敗を避けるには、工務店に予算の希望をはっきりと伝えておくことが必要です。施工の際には、途中で設計プランの変更をしたくなることがあるかもしれません。こういった変更は、思いのほかお金がかかることがあります。すでに注文済みの材料などがあるときは、工務店とよく相談をしましょう。
住宅ローンを利用するときは年齢制限に注意
家を建てる際には、住宅ローンを利用する人も多いでしょう。ローンを組んで施工にかかった費用を分割で支払いたい場合は、借入時の年齢に少し注意が必要です。35年などの長期のローンを組むときには、返済が終わる時期に自分が何歳になるかを考えておく必要があります。また、住宅ローンと併せて申し込む生命保険の加入条件も要注意です。このような生命保険には、「70歳未満の方」などの年齢制限が設けられていることが多いです。保険に加入ができない場合、ローンの返済中に契約者が万が一病気になったり、死亡したりしても残債をカバーすることができません。
保険が下りなくても完済できるだけの資産がある人は別ですが、そうでない人は生命保険に加入できるかどうかをチェックしてから住宅ローンを借りましょう。
ローコスト住宅とはコスト削減を重視し、安い価格で建てることを目指した住宅のことです。材料を大量に仕入れたり、間取りやプランを規格化するなど、安くても安心して過ごせる家づくりの工夫が施されています。