家づくりで重要な資金計画
家づくりを進める上で最も大切なことは、しっかりした資金計画を立てることにあります。家づくりにかかるお金の種類や金額がいくら位かかるのかを把握したうえで、資金計画を立てることが肝心です。逆にいえば、どのくらいの資金を用意できるかで、将来住める家の規模が決まってくるといっても良いでしょう。無理な資金計画を立ててしまうと、ローンの支払いが滞るなどして、泣く泣く家を手放すことにもなりかねません。そのようなことにならないためにも、入念な資金計画が必要なのです。
自分で用意できる自己資金
一般的に家づくりの資金は、自己資金と借り入れの2種類で賄うことになります。自己資金はまさに自分で用意できるお金のことですが、現在の資産状況を書き出すことで、どれだけ捻出できるかが把握可能です。具体的には預貯金はいくらか、或いは株式などの有価証券は現時点でどの位の価値なのかをリスト化します。もちろん全ての金を使い果たすことはリスクが大きいので、生活予備費や教育費などは別途取り分けておくと良いでしょう。もし、親からの援助があれば、その分をリストアップしておきます。こうすることで、自己資金が把握できますが、これらは頭金や諸経費に費やすことになるのです。
返せる金額を借り入れよう
ほとんどの家庭では住宅ローンで資金を借り入れることになります。住宅ローンで大切なことは、いくら借りられるかではなく、いくらなら返済できるかを考えて組むことが肝心です。住宅取得価格の2割が頭金、8割が住宅ローンで賄うのが一般的だとされています。ここで注意したいのが、取得価格の8割というのはあくまでも借りられる金額であって、返せるお金ではないということです。
2000万の家で、一軒家を希望するなら、土地代が大きく影響します。最近では、地方活性化のために格安で住宅を提供する自治体が増えています。制度をうまく活用できるかが、カギになるといえそうです。