一定期間自社の所有物件として活用できる
特定の場所に立地しているマンションなどの建物を対象とし、周辺のスペースを含めて自社で独占できる賃貸契約を結んだ建物を、賃貸オフィスといいます。不動産会社などに月毎に一定額を支払う点においては、レンタルオフィスと似ていますが、建物だけでなく周辺のスペースも有効活用できるといった違いがあります。そのため、会社で働く従業員が5名以上いる会社にとっては、効果的な賃貸契約となっています。賃貸契約という性質上、レンタルオフィスよりも会社に対する信頼性が高まるといったメリットも存在します。
また、自社でオフィスビルを購入、建築にかかる費用に関しては、金融機関から多額の借り入れが必要となります。賃貸オフィスの場合、多額の借入金を使う必要がないため、初期投資にかかる費用を節約できるといったメリットも存在します。
賃貸オフィスにした際のデメリットも多数ある
レンタルオフィスと比較すると、月々支払う賃貸費用に加えて、数カ月分の賃貸費用に相当する保証金も支払うなど、初期投資にかかる費用が高くなってしまいます。自社ビルと比較した場合、一定期間以上の長期契約になると、最終的に投資額が高くなってしまうといった課題を抱えます。さらに、所有者との契約を結ぶ以上、使用に関する一定の制約が生じる他、入居後一定期間が経過した際に、賃料自体の値上げが予想されるといった点にも注意する必要があります。
また、レンタルオフィスと違って、ビジネスを行う際に必要な設備がついていないため、別途導入するための費用がかさみます。
中央区で賃貸オフィスを契約する前に、駅からの距離などの立地や部屋の広さ、従来からあるタイプかレンタルタイプかなどをきちんと確認しましょう。